木の家のススメ

木の家をすすめるワケ

木を扱う仕事柄、休日には自然と山に足が向きます。 森林に入ると木漏れ日にきらめく緑、深呼吸したくなるような澄んだ空気、小鳥のさえずり・・・ストレスや緊張の糸がほぐれていくような気分になります。

人間も木も自然の生き物、住まいの素材として木は、室内がジメジメとした湿度の時は湿気を吸収し、乾燥すると湿気を放出します。

木は触っても冷たく感じないのは、断熱性があり体温を下げないからであり、木目や節も自然がつくった柄であり、木の香りとともに人の心を落ち着かせてくれます。 木の住まい・・・「自然の快適さ」こそ人が自然体で暮らせる快適な住環境ではないでしょうか。

木漏れ日

木材は、再生可能なリサイクル資源

埋蔵量に限りがある天然ガスや原油、鉄鉱石などの化石燃料や資源に比べ、再生可能な木材資源は計画的に伐採や植林することで、 永久的に循環型資源として世代を越えて住まい造りの素材として使うことが出来ます。

苗木を植えてから伐採まで30年〜50年と長い年月を樹木は太陽と土と水で生長し、その間CO2を吸収し、地球温暖化防止の役割もしている。

自然界がつくった人に優しい素材、木材を私達は大切に使わなくてはなりません。

杉林と苗植え

自然がくれた木の強さ

木は100年や200年は耐えることが出来る素材で、木の中でも桧は伐られてから200年間は強度を増していくという、桧ならではの生命力があります。 鉄やコンクリートと自然素材の木を重さ当りで強度を比べてみると、引張り強度で鉄より4倍、圧縮強度でコンクリートの6倍の強度を持つと言われ、 軽くて強い特質は地震に対しても軽くて強い住まいの構造として適しています。

木は火災に弱い材料ではありません。

確かに薄い木材は良く燃えます。しかし梁や柱のような太い木材は、30分燃え続けて18mm〜24mm程度の炭火ですみますが、 鉄やアルミは5〜6分の加熱で急激に強度が低下、構造材に太い木材を使った住宅は、火災でも短時間で崩れ落ちることは少ないと言えます。

ヒノキ

自然がつくった木の優しさ

木は湿度が上がると湿気を吸収し、逆に乾燥するとそれを吐き出して快適な室内環境をつくる調湿作用を持っています。

住まいの杉の柱1本でビール瓶2本位の水分が必要に応じて吸放出してくれる優れもの。

木は適度な弾力性があり、木が衝撃を吸収して膝や腰の負担を和らげたり、木を天井や壁面に使用すると、音を適度に吸音し、又、木の香りは人の心をリラックスしてくれます。

木は熱伝導率が低く、黄や赤の可視光線や赤外線など長い波長の光を反射するため、木材を見た時の温かさは目に優しい環境をつくります。

自然のつくった木の優しさは、工業化された建材では感じられない人の心に作用する自然の力を感じます。

唐松の床と杉の天井